白馬錦蔵元 薄井商店 を訪ねて その2

日本酒の沼にハマり、唎酒師の資格を取得した伊藤ひいなさんが、多くの旅やグルメをテーマにした雑誌から引っ張りだこのフォトグラファーの父、伊藤徹也さんと、杜氏のふるさと信州 小谷村を旅した3日間です。

お燗番のこだわり

お燗をつけていると「今っ!」というタイミングがあるものです。

社長はいいお酒をいい温度で注いでくださいます。

もう、日本酒のわんこ蕎麦状態!幸せの極みです。

薄井社長の 「飛び道具」 

「ちょっと、僕のカバンにあれあるから持ってきて」

そう杜氏さんに指示した社長。出てきたのは「唐辛子入り焼き味噌」!

カバンに常備しているなんて飲み手としても達人!

唐辛子を刻むところから始める作業は結構苦痛らしい。

美味しいお酒のために努力を惜しまない姿に伊藤家、尊敬の眼差し。

山と水と共に生きる

「月波」のラベルは白馬三山の山間の雲海を波に見立て、そこに昇る月をイメージして作られました。

「山と水と共に生きる」をモットーにしている薄井商店さん。

お酒をいただくと水の美味しさを感じるのです。お酒の奥に水が生きているような感覚。

気になるのは社長の味噌との相性。「月波ノ月」はお燗にすると濃い味と合うようで、

もちろん相性ばっちり!私は味噌も良いけれど、舞茸の天麩羅とも合わせたいな~。

至福の笑み

娘として知っています。

お父さんのこの笑い方は、想像を超えた何かに出会った時にしかしない表情だと。

圧巻のペアリングだったもんね。

最高のおもてなし

農家さんを活かすお酒造り。

そのテーマで造られたお酒はお米の旨味ぎっしり。

小谷村のひとごごちを味わいながら小谷村のお燗のプロにつけていただいたお酒は、究極の地酒でした。

薄井商店に、乾杯!

夏でも冬でもお燗で乾杯する小谷村。

その根底にはあたたかい人柄。

熱いお酒への愛情。

そしてお酒造りへの情熱がありました。薄井商店に、乾杯!

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